便秘外来に行く前にためしたい10の方法

酸化マグネシウムとは?

酸化マグネシウムは、日本でも100年以上の歴史をもつ制酸剤です。

 

副作用の少ない緩下剤、つまり下剤としても利用されてきました。

 

1823年にドイツ人医師であるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが、数種の薬品とともに酸化マグネシウムを日本に持ち込んだとされています。

 

その後、シーボルトの門人である高良斎の「薬品応手録」によって、その使い方が各地の医師に広められました。

 

酸化マグネシウムは天然由来

市販されている酸化マグネシウムの多くは、海水と石灰石から作られています。

 

天然由来の成分から作られていて、人体に有害な成分や化学物質は使用していないので安心です。

 

そのため、酸化マグネシウムは、便秘外来などの医療機関において、便秘解消のための薬として用いられています。

 

酸化マグネシウムは、実は医療現場で頻繁に用いられている下剤であり、多くの方々に親しまれているお薬なのです。

 

【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 90錠
by カエレバ

酸化マグネシウムの効果

便秘を解消するために飲む薬には刺激性のものが少なくありませんが、おなかの中に水を蓄えて、便を柔らかくするタイプの浸透圧性下剤(塩類下剤とも言う)というものがあります。

 

その代表が酸化マグネシウムです。

 

腸内に水分を集め、便を軟化させます。

 

量も増えて流れやすくなります。

 

便が増えることによる刺激で、腸の運動が活発になり、穏やかな排便をうながします。

 

刺激性の便秘薬や下剤とちがって、おなかの痛みはほとんどありません。

酸化マグネシウムの飲み方

酸化マグネシウムの錠剤は、コップ1杯分の水で飲みましょう。

 

多量の水と酸化マグネシウムを服用することにより、錠剤が早く細かくなり、胃の中で胃酸と中和反応をおこして塩化マグネシウムに変わります。

 

小腸にたどりつくと、腸液の作用によって、酸化マグネシウムは炭酸マグネシウムとなります。

 

このとき、腸内に水分が引き込まれ(浸透圧性作用)るようになります。

 

腸内で停滞している便は、流れてくる水を吸って膨張します。

 

便の量が増えると腸管が刺激されて、ぜん動運動が起こり、スムーズに排便できるようになります。

 

ただし、胃の病気などで、胃酸を抑える薬を飲んでいる人は、酸化マグネシウムが塩化マグネシウムに変化しにくく、効果も弱まります。

 

酸化マグネシウムの良いところは、突然の便意がほとんどなく、腹痛も起こりにくい点です。

 

仕事中や旅行など、トイレに行きにくいときに重宝します。

 

消化⇒吸収⇒排泄のしくみ